2023年06月16日

令和5年第23週
(令和5年6月5日~令和5年6月11日)

※インフルエンザ情報
 第24週の県内におけるインフルエンザに関する情報は以下のとおりです。
〇インフルエンザ迅速診断キットによる型別 (定点医療機関)
  A型:35件
〇集団発生の報告 (県健康福祉企画課まとめ)
  山形市保健所:1件 (小学校)
〇ウイルス検出状況 (衛生研究所 2022年36週~)
  AH3:129件、AH1pdm09:2件

※新型コロナウイルス感染症の発表内容に関するお問い合わせは、次の番号へご連絡ください。
 山形県健康福祉部健康福祉企画課コロナ収束総合対策室
 023-630-2292

<トピックス>
ヘルパンギーナに注意しましょう
 県内では、最上保健所を除く4保健所でヘルパンギーナの報告がありました。
ヘルパンギーナは乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの一つです。

【ヘルパンギーナとは】
ヘルパンギーナはエンテロウイルスによる急性のウイルス性感染症です。
感染経路は咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスよる感染(飛沫感染)と、水疱や便に排出されたウイルスが手を介して口や目などから入る感染(経口・接触感染)があります。
潜伏期間は2~8日で、症状が治まった後も3~4週間は便からウイルスが排出されるので注意が必要です。

【症状】
・発熱
突然の高熱(38度以上)が、2~4日程度続きます。
・その他
咽頭痛、咽頭発赤、口の奥に1~3㎜程度の小水疱が出現します。
その後、小水疱は破れて潰瘍をつくり痛みを伴うため、食事や水分を十分にとれず脱水症になることもあります。

【治療・予防】
特別な治療法や予防接種はありません。脱水症にならないように、柔らかく刺激が少ない食事にするなど工夫し、水分補給を心がけましょう。
感染者との密接な接触は避け、よく手を洗いましょう。

【山形県感染症情報センター
(山形県衛生研究所)より参照】
(令和5年6月15日更新)