2024年01月05日

令和5年第52週
(令和5年12月25日~令和5年12月31日)

※新型コロナウイルス感染症の発表内容に関するお問い合わせは、次の番号へご連絡ください。
山形県健康福祉部健康福祉企画課
023-630-2292

<トピックス>
『インフルエンザ』『咽頭結膜熱』
『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎』警報発令中


 第52週のインフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の山形県定点当たり報告数は前週より減少しましたが、流行が続いている地域もありますので、引き続き注意が必要です。
 基本的な感染対策である「手洗い」、「手指消毒」、「場面や状況に応じた適切なマスクの着用」、「換気」による予防を心がけましょう。

【インフルエンザ(警報発令日:令和5年11月29日)】
 突然の高熱とともに、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れ、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
普通の風邪と比べて全身症状が強いのが特徴です。
 高齢者や乳幼児が感染すると重症化する場合があります。
重症化を予防するには、ワクチンの予防接種が効果的です。
インフルエンザウイルス検出状況 (衛生研究所 12月26日現在)
 今シーズン(2023年36週~)の患者から、AH1pdm09が84件、AH3が135件検出されています。

【咽頭結膜熱(警報発令日:令和5年11月15日)】
 アデノウイルスによる、発熱、咽頭炎、眼症状を主症状とする感染症で、頭痛、食欲不振、全身倦怠感などの症状も見られます。
 特別な治療法はありませんが、ほとんど自然に治ります。
吐き気、頭痛の強いとき、咳が激しいときは早めに医療機関に相談してください。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報発令日:令和5年12月20日)】
 2~5日程度の潜伏期の後、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症し、嘔吐や苺状の舌などの症状が現れます。
通常、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。
 抗菌薬による治療を行います。
喉の痛みがひどい場合にはやわらかく薄味の食事にし、水分補給を心がけましょう。

【山形県感染症情報センター
(山形県衛生研究所)より参照】
(令和6年1月5日更新)