2023年09月01日
令和5年第34週
(令和5年8月21日~令和5年8月27日)
※インフルエンザ情報
医療機関におけるインフルエンザの迅速診断キットによる型別はA型5件です。
集団発生の報告は、庄内保健所から1件(中学校)です。
※基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット、換気)を行いましょう。
※新型コロナウイルス感染症の発表内容に関するお問い合わせは、 次の番号へご連絡ください。
山形県健康福祉部 健康福祉企画課
023-630-2292
<トピックス>
腸管出血性大腸菌感染症に注意
山形県における第34週までの腸管出血性大腸菌感染症の報告数は60人で、昨年同時期の40人より大幅に増加しています。
例年、初夏から秋にかけて報告数の増加がみられますが、今年は主に8月中旬に置賜保健所管内の食肉処理施設を原因とする腸管出血性大腸菌O157食中毒の発生により増加しました。
【腸管出血性大腸菌とは?】
腸管出血性大腸菌はベロ毒素を産生する大腸菌です。
牛、豚、鶏、 馬などの家畜から検出され、これらの糞便に汚染された食肉から 発行 の二次汚染により、あらゆる食品が食中毒の原因となる可能性があります。
過去には、牛肉やその加工品、サラダ、白菜漬け、井戸水、沢 水等による食中毒事例がありました。
少数の菌で発症し、感染力が強いため、食品への二次汚染だけでなく、トイレ等を介して同居家族 に感染させることもあります。
主な症状は腹痛や下痢、血便で、溶血性尿毒症症候群を発症し重症化することもあります。
【山形県感染症情報センター
(山形県衛生研究所)より参照】
(令和5年8月30日更新)