2023年07月07日

令和5年第26週
(令和5年6月26日~令和5年7月2日)

※「ヘルパンギーナ警報」が発令されました
第26週の県平均のヘルパンギーナ定点当たり報告数は7.57人で、警報開始基準値(6人)以上となったため、「ヘルパンギーナ警報」を発令しました。
※迅速診断キットによるインフルエンザウイルス陽性件数
A型:1件 (第26週)
※ヘルパンギーナ以外の感染症も報告されていますので、基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット、換気)を行いましょう。

※新型コロナウイルス感染症の発表内容に関するお問い合わせは、次の番号へご連絡ください。
 山形県健康福祉部健康福祉企画課コロナ収束総合対策室
 023-630-2292

<トピックス>
ヘルパンギーナ警報発令中!
 山形県における第26週のヘルパンギーナの定点当たり報告数は7.57人で警報レベルとなっており、村山保健所を除く4保健所で増加しています。

【ウイルス検出情報】 (2023年7月3日現在)
山形県衛生研究所の検査において、県内のヘルパンギーナ患者より、コクサッキーウイルスA2が6件検出されています。

【ヘルパンギーナとは?】
 ヘルパンギーナは乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの一つで、急性のウイルス性感染症です。
感染経路は咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスによる感染(飛沫感染)と、水疱や便に排出されたウイルスが手を介して口や眼などから入る感染(経口・接触感染)があります。
症状が治まった後も3~4週間は便からウイルスが排出されるので注意が必要です。

【症状】
 症状は高熱(38度以上)が2~4日程度続き、のどが赤くなって痛み、1~3㎜程度の小さな水ぶくれが現れます。
のどの痛みで食事や水分を十分にとれず脱水症になることもあります。

【治療・予防】
 特別な治療法や予防接種はありません。脱水症にならないように、柔らかく刺激が少ない食事にするなど工夫し、水分補給を心がけましょう。
予防法としては、手洗いをきちんとすることが大切です。
特におむつ交換など便を扱った後は手洗いを徹底しましょう。

【山形県感染症情報センター
(山形県衛生研究所)より参照】
(令和5年7月6日更新)