2023年12月22日

令和5年第50週
(令和5年12月11日~令和5年12月17日)

※ 『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報』 が発令されました
 第50週における県平均のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は8.11人で、警報の基準値「8」以上となったため、『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報』が発令されました。(12月20日)

※ インフルエンザ情報
 第50週における県内のインフルエンザに関する情報は以下のとおりです。
〇インフルエンザ型別迅速診断キットによる型別 (定点医療機関)
 A型:1,353件、B型:0件、不明:3件
〇インフルエンザウイルス検出情報 (衛生研究所12月12日現在)
 AH1pdm09:59件、AH3:97件

※ 『インフルエンザ警報』『咽頭結膜熱警報』 発令中
 咽頭結膜熱警報発令日:11月15日
 インフルエンザ警報発令日:11月29日

<トピックス>
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
警報が発令されました!


第50週の県定点当たり報告数は8.11人と警報レベルになりました。
県内4保健所からの報告数が増加しており、年齢別では5~6歳の報告が多くなっています。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について】
 上気道の感染症で学童期の小児に最も多くみられます。
通常、患者との接触を介して感染するため、家庭や学校などの集団感染も多いです。
冬季および春から初夏にかけての流行がみられます。

【症状】
 2~5日間の潜伏期間の後、突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、しばしば嘔吐を伴います。
舌が赤く腫れてプツプツとなる苺舌がみられることもあります。
通常熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。

【治療と予防】
 抗菌薬による治療を行います。
喉の痛みがひどい場合にはやわらかく薄味の食事にして、水分補給を心がけましょう。
 患者との濃厚接触を避けることが最も重要です。
うがいや手洗い、咳エチケットを行いましょう。

【山形県感染症情報センター
(山形県衛生研究所)より参照】
(令和5年12月20日更新)